熊本の美容皮膚科が解説|シミとは?種類・見分け方・受診の目安【AYUMI SKIN CLINIC】
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みなさま、こんにちは。AYUMI SKIN CLINIC 院長の高山です。
シミは見た目の印象に大きく関わる一方、種類が複数あり、見分けが難しいことも少なくありません。
当院ではまず洗顔後に肌診断機VISIAで撮影評価を行い、肌の状態を客観的に把握したうえで、無理のない計画をご提案しています。本コラムでは「シミの基礎」と「受診の目安」を整理しました。自己判断でケアを続けても変化が乏しいときは、参考にしていただければ幸いです。
シミとは
シミの定義と肌で起きていること
紫外線や摩擦などの刺激、加齢に伴う慢性炎症でメラニンが産生され、排出が追いつかず表皮に残った色調変化を総称して「シミ」と呼びます。濃淡や大きさだけでなく、分布や背景の肌状態(乾燥・炎症の有無)まで含めて把握することが大切です。はじめに現状把握を行い、段階的なケア計画を立てます。
メラニンとターンオーバーの関係
表皮基底層で作られたメラニンは角化に伴って押し上げられ、自然に排出されます。加齢や乾燥、過度な摩擦でターンオーバーが乱れると、色が長く残りやすくなります。日常の保湿と刺激の回避は予防・再発抑制の土台です。
「可視シミ」と「隠れジミ」
肉眼で見える濃淡に加え、画像評価で潜在的な色ムラが確認できることがあります。客観的な比較は治療設計の精度を高めます(撮影・計測については画像診断をご参照ください)。
シミの主な種類(見分け方の基本)
老人性色素斑(いわゆる日光ジミ)
境界が比較的はっきりし、露光部に多いタイプ。濃さや大きさ、周囲の肌質により治療アプローチを検討します。
肝斑(左右対称・境界が曖昧)
両頬に広がる淡褐色が典型で、こすり刺激やホルモン変動が関与するとされます。出力の選び方・順序に配慮が必要です。
そばかす(雀卵斑)
思春期から目立ちやすく、鼻〜頬中心に細かな斑点が散在します。季節変動や遺伝素因を考慮しながら計画します。
炎症後色素沈着(ニキビ跡など)
炎症後に残る色。時間経過とともに薄くなることがほとんどですが、生活習慣とスキンケアの見直しが重要です。
脂漏性角化症・ほくろ等「シミに見える他病変」
見た目が似ているため鑑別が欠かせません。必要に応じて他治療の検討を行います。
自己判断が難しい理由と受診の目安
AYUMI SKIN CLINIC Point
似て見えるケースの注意点
受診のタイミング/注意したい症状
濃さや数が増える、輪郭や色が短期間で変化する、自己ケアで悪化するなどは受診の目安です。治療候補は状態に応じてご提案します(例:ピコレーザーなど)。初回は洗顔→撮影→診察の流れで現状を評価し、生活リズムに合わせた無理のない計画をご案内します。クリニック方針や院内体制は当院について、シミに関する総合案内はシミ治療トップもご参照ください。
Menu 関連施術詳細
次回はシミの原因や予防策に関してお話しいたします。
- 未承認医薬品等について:本施術は、未承認機器・未承認医薬品を使用した自由診療です。
- 入手経路等について:薬機法に基づき、医師による個人輸入または個人購入にて導入・治療を行っています。
※ご参考:個人輸入に関する厚生労働省の案内
https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/ - 国内の承認医薬品等の有無について:同一の成分・性能を有する国内承認医薬品等はありません。
- 諸外国における安全性等に係る情報について:重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
- 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
