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【徹底解説】そのピコレーザーで大丈夫ですか?|3波長×2パルス幅で8種類のモードを実現したシミ取りの常識を変える『ディスカバリーピコプラス』
2026/03/05

【徹底解説】そのピコレーザーで大丈夫ですか?|3波長×2パルス幅で8種類のモードを実現したシミ取りの常識を変える『ディスカバリーピコプラス』

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シミ
ディスカバリーピコプラス
AYUMI SKIN CLINIC 院長 高山 有由美|熊本市の美容皮膚科 AYUMI SKIN CLINIC

みなさま、こんにちは。AYUMI SKIN CLINIC 院長の高山です。
「せっかくシミ治療をするなら、確実な効果を出したい」 「自分の肌にベストな選択をしたい」 そう考えて、美容医療の情報を熱心に調べていらっしゃる方も多いと思います。

当院では、安全性とエビデンスに基づいた治療を提供することを大切にしていますが、その中でもシミ治療において絶大な信頼を置いているのが『ディスカバリーピコプラス』です。「ピコレーザーが良いらしい」と聞いて検索してみると、機種の多さに驚かれるかもしれません。 本コラムでは、なぜAYUMI SKIN CLINICがこのマシンを選んだのか、そのスペックと実力を少し深掘りしてお伝えします。ピコレーザーをご存じのあなたにこそ知ってほしい、技術的な「違い」について解説します。

ディスカバリーピコプラス最大の特徴は、「532nm」「1064nm」に加え、「694nm(ルビー)」の3波長を搭載している点です。

  • 532nm(KTPレーザー): 皮膚表面に近い、浅い層のシミや薄いシミに反応。
  • 1064nm(YAGレーザー): 皮膚の深層まで届き、アザや深いシミ、肌質改善に対応。
  • 694nm (ルビーレーザー): メラニンへの吸光度が非常に高く、厚みのある濃いシミや取りきれなかったシミ、アザに特に有効。

通常のピコレーザーは2波長(532/1064nm)が主流ですが、ここに「ルビー」の波長が加わることで、対応できるシミの幅が格段に広がりました。これにより、従来のレーザーでは反応しづらかった薄いシミや、深在性の色素疾患までカバーすることが可能です。

「ピコ秒(1兆分の1秒)」という極めて短いパルス幅でレーザーを照射することで、光音響効果(衝撃波)が発生します。 イメージしてください。大きな岩(メラニン色素)をハンマーで砕くとき、

  • 従来のナノ秒レーザー:岩を「小石」くらいの大きさに砕く(熱が発生しやすい)
  • ピコレーザー:岩を「パウダー状(粉末)」になるまで微細に粉砕する(熱影響が少ない)

粉々に砕かれたメラニンは、体内のマクロファージ(お掃除細胞)によってスムーズに代謝・排出されます。また、周囲の組織への熱ダメージが最小限で済むため、炎症後色素沈着(戻りジミ)のリスクも大幅に低減されています。

しかし、従来のナノ秒レーザーが全く不要になったわけではありません。 逆に、多くの色素をまずはざっくりと破壊したい場合や、あえて熱エネルギーの恩恵を受けたい場合には、従来のナノレーザーの方が適しているケースも存在します。

『ディスカバリーピコプラス』の凄さは、この「ピコ秒」と「ナノ秒」の2つのパルス幅を自在に切り替えられる点にあります。 白か黒かではなく、幅広い疾患や個々人の肌状態に合わせて、熱の入り方や衝撃の強さをコントロールする。これこそが、きめ細やかなオーダーメイド照射を可能にしている理由なのです。

ディスカバリーピコプラスは、単にシミを取るだけではありません。当院では、お悩みに合わせて以下のモードなどを使い分けています。

  • ピコスポット:薄いシミ~濃いシミまで目立つシミをピンポイントで除去。
  • ピコトーニング:低出力で顔全体に照射し、肝斑・くすみ・色ムラを改善。
  • ピコフラクショナル:点状に間引いて照射し、真皮内に衝撃波による空洞を生じさせ、皮膚深層のコラーゲン生成を促進。ニキビ跡、毛穴の開き、小ジワに効果的。低出力照射では真皮浅層を整え、肝斑やくすみに対する効果も。
  • ルビースポット:厚みのある濃く目立つシミや深部まで色素のあるアザをピンポイントで除去。
  • ルビーフラクショナル:点状に間引いて広範囲に照射することで、スポット照射よりも軽いダウンタイムでメラニン病変の除去と肌の再生を同時に行う、キレの良い治療。ソバカスなどの多発する薄いシミが適応。
  • ジェネシス:ヘモグロビンへの吸収もあるYAGレーザーを、さらにパルス幅を長くして真皮内にマイルドに熱を加えることで、痛みやダウンタイムなく血管拡張などの赤みの軽減や、コラーゲン生成促進によるリジュビネーション効果を図る。
  • OPモード:ピコトーニングよりもさらに出力を弱くして、安全に重度の肝斑や強い炎症後色素沈着を軽減。

当院が「ディスカバリーピコプラス」を選んだ答え

「ディスカバリーピコプラス」の真価は、これら多彩なモードに加え、先述した「ピコ秒(衝撃波)」と「ナノ秒(熱作用)」の発振時間を自在に切り替えられる点にあります。
メラニンを微細に砕きたい時は「ピコ秒」、あえて熱を加えて肌のハリを出したい時は「ナノ秒(ルビーフラクショナル等)」といった使い分けがこの1台で完結します。 「3波長×2パルス幅で8種類の照射モード」を掛け合わせることで、幅広い疾患への対応はもちろん、一人ひとり異なる複雑な肌状態に合わせて、極めてきめ細やかな照射設定(オーダーメイド治療)が可能になるのです。

これらを組み合わせることで、「目立つシミを取りながら、肌全体のトーンアップとハリ感アップ」を同時に叶えるオーダーメイド治療が可能になります。

当院では、この高性能なマシンを使いこなすために、VISIAなどの画像診断に基づいた正確なプランニングを行います。 特に、濃いシミには「ピコスポット」、細かくモヤッとしたシミには「ルビーフラクショナル」を組み合わせる「ピコスポット×ルビフラ」は、シミ取りにおける当院の最強コンビ治療として、多くの方に効果を実感いただいています。

「私のシミにはどのモードが必要?」と思われた方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。最新のテクノロジーと医師の診断力で、あなたの肌の可能性を引き出します。

AYUMI SKIN CLINIC Point

ディスカバリーピコプラスの威力は、「料理における包丁の使い分け」に似ています。 普通の包丁(従来のレーザー)一本でも料理はできますが、プロの料理人は、魚を捌くなら出刃包丁、野菜なら菜切り包丁と、素材(シミの種類や深さ)に合わせて最適な道具(波長やモード)を使い分けます。 「ディスカバリーピコプラス」は、まさにこの「あらゆる専用包丁がセットになった万能ツール」であり、それを扱う医師の技術と合わさることで、素材(肌)を傷つけずに、最高の結果(美肌)を生み出すことができるのです。

ピディスカバリーピコプラスでよくあるご質問

「ルビーレーザー(694nm)」が入っていると何が良いのですか?
日本人の肌色になじみやすく、高出力のスポット照射では、濃いシミや厚みのあるシミへの反応が良いのが特徴です。 一般的なピコレーザー(532nm/1064nm)では取りきれなかった少し厚みのある濃いシミや、深在性のアザ(ADM)に対しても、ルビーの波長はメラニンへの吸光度が高いため、強力にアプローチできます。また、薄く多発するソバカスに対しては、この切れ味のよいルビーレーザーを点状に全体に広く、数回にわけてにわけて照射することで、ダウンタイムを軽減しながらまとめて総合的に治療することが可能です。当院ではこの波長を「ルビーフラクショナル」や「ルビースポット」として活用し、難治性のシミ治療に役立てています。

参考:ルビーレーザー(694nm)

「ピコスポット×ルビフラ」のコンビ治療とはどのようなものですか?
濃いシミと薄いシミを一網打尽にする、当院で人気の「シミ取り最強コンビ」です。 濃くハッキリしたシミには「ピコスポット」でピンポイント照射を行い、その周囲にある小さく多発する薄いシミやそばかすには「ルビーフラクショナル」を全顔(または広範囲)に照射します。種類の異なるシミが混在している方に特におすすめの治療法です。

参考ページ:シミ取り治療の症例

施術後にテープを貼る必要はありますか?
基本的にはテープ保護は不要です。 ディスカバリーピコプラスによる治療は、皮膚を削るのではなくメラニンを粉砕する治療のため、かさぶたができても非常に薄い膜状です。よって、翌日からメイクでカバーできる程度です。軟膏やコンシーラーなどでのケアをご案内しています。
8種類もモードがあると、どれを選べばいいか分かりません。
医師が診察のうえ、最適なモードをご提案しますのでご安心ください。 当院では施術前に必ず、肌診断機「VISIA(ビジア)」による撮影・解析を行います。肉眼では判別しにくい「隠れジミ」や「肝斑」の有無を正確に見極め、あなたのお肌にベストな波長と照射モードを医師が決定します。

参考ページ:8種の照射モード

1回の治療で全てきれいになりますか?
シミの種類や濃さによって異なります。 「ピコスポット」で対応できる濃いシミは1回で除去できることも多いですが、厚みのあるシミでは深い部分が残るなど、取りきれないこともあります。また、肝斑や全体的なトーンアップ(ピコトーニング等)は、複数回重ねることで効果を実感いただけます。まずはカウンセリングにて、目指すゴールをご相談ください。

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特記事項
  • 未承認医薬品等について:本施術は、未承認機器・未承認医薬品を使用した自由診療です。
  • 入手経路等について:薬機法に基づき、医師による個人輸入または個人購入にて導入・治療を行っています。
    ※ご参考:個人輸入に関する厚生労働省の案内
    https://www.yakubutsu.mhlw.go.jp/individualimport/
  • 国内の承認医薬品等の有無について:同一の成分・性能を有する国内承認医薬品等はありません。
  • 諸外国における安全性等に係る情報について:重大なリスク・副作用などが明らかになっていない可能性があります。
  • 万が一重篤な副作用が出た場合は、国の医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。

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