〈Case21〉ピーリング＋スプレンダーフェイシャル　

ニキビ、ニキビ跡の赤み、毛穴でお悩みの患者様です。サリチル酸・乳酸ピーリングとスプレンダーフェイシャルを3回、メソナJを1回行いました。
１枚目VISIA：炎症性の赤いニキビが減って、肌のざらつきや面皰も減少しています。全体的に赤みが軽減し、真皮にボリュームが出て、肌のハリや艶がアップしています。
２枚目VISIA：頬骨付近の毛穴が目立たなくなり、ハリと艶が顕著になっています。
３枚目VISIA：広範囲にみられた毛細血管拡張が減少し、赤みがぐっと改善しています。ニキビの丘疹の赤みも軽減しています。
ニキビの標準治療は毛穴のつまりを取ることと、炎症をおさえることの二本立てがベースになります。ここ数年は保険診療で十分なホームケアでの外用ピーリング治療が可能になりましたが、どうしても外用剤の合併症がつらくて継続できない方もいらっしゃいます。その場合はクリニックでのケミカルピーリングがおすすめです。
炎症を抑えるには抗生剤の内服や外用の併用が一般的ですが、今回は、メソナJで鎮静効果のある薬剤を導入しました。あわせて、スプレンダーXのような脱毛レーザーを行うと、しっかりと毛包周囲に熱が入る設計のため、周囲にある皮脂腺への影響も同時に得られ、炎症性ニキビが軽減することがよくあります。
当院で取り扱っている厚労省承認の熱破壊式医療レーザー脱毛機「スプレンダーX」は、黒に反応するロングパルスアレキサンドライトレーザーに加え、赤に反応するロングパルスNd-YAGレーザーの同時照射が可能なため、ニキビ跡の色素沈着や、赤みの治療も同時に可能なところが利点です。熱による真皮のコラーゲン線維の増生も得られるため、毛穴周囲がふっくらとして、ニキビ跡の軽いへこみや毛穴の治療にもつながります。継続することで産毛が減少し、炎症性ニキビのコントロールがつきやすくなり、ニキビあとの赤みや色素沈着、毛穴や軽いニキビあとの凹みの治療も兼ねられるという、１台で様々な効果の得られる治療となっています。
当院では、皮膚科専門医が症状・ダウンタイムの許容に応じて、お一人おひとりに合わせた治療をご提案しています。繰り返すニキビやニキビ跡でお悩みの方、標準治療でのコントロールが難しい方など、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。